引越しをしたらやるべき自動車手続き

2024年8月18日

引っ越しをして住所の変更をされた場合は、免許証やパスポート、保険などの様々な住所変更手続きが必要となります。

その中で、車検証の住所変更は後回しになりがちですが、変更手続きを行わないと罰金となる場合がございますので注意が必要です。

こちらでは『引っ越し後に住所変更が必要な自動車手続き』について、千葉市林行政書士事務所が解説いたします。

引っ越し後に必要な自動車関連手続き

引っ越し後に住所変更が必要な自動車関連手続きには、以下のようなのもがあります。

・車検証

・自賠責保険

・免許証

・任意自動車保険など

車検証の住所変更

車検証は、住所を変更してから１５日以内に住所変更手続きをする必要があります。

また、結婚などにより名字が変更になる場合には、併せて氏名の変更手続きを行う必要があります。

住所変更しないとどうなる？

車検証の住所変更をしなかった場合、上記のように法的に処罰される可能性があることに加え、旧住所のままの自動車を売却する際に通常の名義変更手続きに必要な書類以外の書類が必要になる場合があります。また、自賠責保険の加入規約違反になる場合もあります。

住所変更に必要な書類

必要書類	詳細
申請書	▪️OCRシート第１号様式 申請時に陸運局（軽自動車協会）で作成可能
手数料納付書	▪️３５０円分の印紙を貼付 申請時に陸運局（軽自動車協会）で作成可能
住民票	▪️『所有者』の住民票 ▪️有効期限は発行日より３ヶ月以内 ▪️法人の場合は、商業登記簿の謄本または抄本、登記事項証明書 ▪️２回以上住所変更している場合には、住民票の除票や戸籍謄本の附票などが必要
車検証	▪️有効期間内の原本 ▪️車検切れの場合には手続きの前に車検を通す必要がある
委任状または印鑑	▪️『所有者』の委任状（押印不要） ▪️委任状は代理の方が手続きする場合に必要【記載例】【委任状】
車庫証明書	▪️『所有者』の車庫証明書 ▪️おおむね１ヶ月（４０日以内）有効

車検証の住所変更方法

１，車庫証明の申請（普通車の場合）

普通車の場合には車庫証明を管轄警察署に申請に行きましょう。軽自動車（届出が必要な管轄）の場合には、住所変更後に申請します。

普通車の車庫証明に必要な書類	▪️申請書【ダウンロード】 複写式の申請用紙（千葉県様式）の場合には、４枚１セットになります。 ▪️所在図・配置図 ▪️使用権限書類 使用者が駐車場を借りている（賃貸）の場合：『保管場所使用承諾書』 使用者が単独で所有している駐車場：『自認書』 使用者と他の人で共有している駐車場：共有者全員の『保管場所使用承諾書』 ▪️その他 公共料金の領収書の写しなど（申請書住所と使用の本拠の位置が違う場合） 千葉県の場合、交付まで平日中２日かかります
軽自動車の車庫届出に必要な書類	▪️申請書【ダウンロード】 複写式の申請用紙（千葉県様式）の場合には、３枚１セットになります。 ▪️所在図・配置図 ▪️使用権限書類 使用者が駐車場を借りている（賃貸）の場合：『保管場所使用承諾書』 使用者が単独で所有している駐車場：『自認書』 使用者と他の人で共有している駐車場：共有者全員の『保管場所使用承諾書』 ▪️車検証のコピー ▪️その他 公共料金の領収書の写しなど（申請書住所と使用の本拠の位置が違う場合） 千葉県の場合、即日交付されます

２，車検証の変更手続き

車庫証明交付後、普通車の場合には管轄の陸運局、軽自動車の場合には軽自動車協会で車検証の住所変更手続きを行います。

車庫証明にかかる費用（千葉県の場合）	▪️普通車：２，７５０円 ▪️軽自動車：５００円
車検証住所変更にかかる費用	▪️普通車：３５０円 ▪️軽自動車：無料

３，ナンバープレートの変更

管轄の変更によりナンバープレートも交換する必要がある場合、普通車はナンバープレートの封印があるので、変更する車両で陸運局へ行く必要があります。なお、軽自動車の場合にはナンバープレートに封印がないので違う車両で手続きに行っても問題ありません。

ナンバープレート代（千葉県）	普通車：１，４９０円 軽自動車：１，５１０円
税止め手続き（千葉県）	普通車：不要 軽自動車：８４０円（代行利用時）

４，車検証の住所変更が完了後、加入している自賠責保険会社にご連絡いただき、住所変更手続きを行います。

---